本提案では、これまで申請者が構築した教育ビッグデータを収集・活用するための情報基盤システムLEAFを拡張して、個別最適な学習や適材適所の配置に必要となる、人間中心のデジタルツイン(DT)として、オープン知識・学習者モデルOKLM (Open Knowledge and Learner Model) DTを研究開発します。そして、OKLMを用いて、仮想世界と実世界において、個別最適な教育・学習環境や働く空間を構成します。
具体的には、これまでに蓄積された、オンラインでの講義ビデオや教材、問題への回答履歴などの教育ビッグデータを用いてエビデンスを抽出し、学習者の特徴(表現力、応用力、主体性、知識技能などの観点別評価)を表す、OKLM DTの情報をもとに、個別最適な教育・学習を実現するとともに、OKLM DT を用いてコンピテンシーマネージメントを行い、現実世界と仮想世界の特徴を生かして、適材適所に人材を配置し、働き方改革を実現します。