北海道におけるOKLM DT基盤情報システムの実証
タイトル | 北海道におけるOKLM DT基盤情報システムの実証 |
研究代表機関 | 北海道教育大学 |
研究開発責任者 | 姫野完治 |
OKLM DT情報基盤システムを北海道内の学校で実証的に展開し、その評価を行う。とりわけ北海道内の複数校から構成される遠隔教育において、メタバース空間を構築し、そこでの効果的な教材提供や学習推進のための環境構成のあり方を検討する。
2024年度は、札幌市内にある北海道遠隔授業配信センター(T-base)と連携して実践を行う。T-baseは、令和3年に開設され、教員が少ないことなどの理由により、授業の展開(習熟度別授業や選択授業)等が困難で、生徒の大学進学等のニーズに対応することができない地域の小規模校等に対し、ニーズに合った教科・科目にかかる授業を遠隔配信(ライブ配信)している。
2023年度は、北海道内の31校に、235時間の授業を配信し、延べ779名の学生が受講した。
北海道教育大学チームは、2024年にT-baseが配信している学校のうち、寿都高校と天塩高校の2校の授業実践を対象としてLEAFシステムを導入し、そこでの成果と課題を検証する。9月から本格的に実践を開始し、教師と学習者の学びを促す方法の開発や、それによる成果と課題を検証する枠組み作成に注力している。