LEAFシステムとは

ご挨拶

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LEAF

データやエビデンスに基づく教育へ

教育DXによって学生の資質能力を向上させるとともに、授業を改善し、教員の負担を軽減します。新型コロナウイルスやGIGAスクール構想の影響によって、1人1台の情報端末を使って教育学習をすることが当たり前のようになってきています そのような中、教材へのアクセス履歴やビデオの視聴履歴、それから小テストなどへの回答履歴といった様々な教育データが自然と蓄積されつつあります。LEAFシステムを開発するにあたり私たちが目指したことは、これを科学的に分析して1人1人の教員や学生さんに合った形で適した支援をしたいということであります。
これまでの勘や経験に基づく教育から、データやエビデンスに基づく教育へと変革をしたいと考えています。

将来的には、どのような学習者に向けて、どのように授業をすれば、どのような効果をもたらすことができるか、というそれぞれのエビデンスを国全体で共有しできるようにしたいです。これができれば、多種多様な教育学習活動の効果を高めることができると考えています。また、このエビデンスを用いることで、学習者の個性に合わせて、様々な教材やツールなどを組み合わせて効果的なデジタル学習環境を自動的に編成できるようになります。さらに、このエビデンスを国を越えてグローバルに共有することで、文化的な差異が与える教育・学習活動に及ぼす影響を調査できるようになるでしょう。

我々研究者だけではなく、教育現場で働く先生方や保護者の方、民間企業の方、行政、国の政策立案者の方の連携が非常に重要になってきます。そのための枠組みとして、私たちは一般社団法人エビデンス駆動型教育研究協議会というものを設立しています。

ここを通してLEAFシステムを大学や学校に導入をしています。これによって教育のデジタルトランスフォーメーションを推進し、これまでの教員の勘や経験に基づいていた教育から、データやエビデンスに基づく教育へと変革したいと考えています。

京都大学
学術情報メディアセンター 教授
緒方 広明