解析ツール「LogPalette」とは

BOLLシステム

Log
palette

BOLLは、学習記録を公開された改ざん防止台帳に保存することで、
生徒、教師、教育機関が信頼できる拡張可能な方法で教育データにアクセスし、
転送することを可能にします。

BOLLは、ブロックチェーン技術を用いて教育データを安全かつ透明性をもって共有・検証する分散型システムです。BOLLは、学校間の学習者の学業記録を結びつけ、デジタルコンテンツの転送を可能にし、生涯学習と分析をサポートするための可視化とツールを提供します。

BOLLの概観図

教育はテクノロジーの統合によって大きく発展していますが、学習データの連続性の欠如という大きな課題が依然として残っています。
生徒が転校すると、学習記録が切り離され、コールドスタート状態になることが多いです。前の学校で収集されたデータは、現在の学校や将来の学校では利用できません。
このため、学習経験を個人に応じて合わせて、生徒の進歩を分析し、途切れなく教育移行を提供する能力が制限されます。
私たちは、学習者が通ってきたさまざまな学校間で自分のデータをつなげることができるBOLL(Blockchain of Learning Logs)を研究開発しています。

BOLLシステム 3つのポイント

  1. 分散された学習ログをつなぐ

    BOLLは、学習者の異なる学校や教育機関間での学習記録やログをつなげることが可能になります。ブロックチェーン技術を利用することで、BOLLは接続された学習データのセキュリティ、プライバシー、完全性を保証します。

    BOLL: Blockchain of Learning Logs(学習ログ・ブロックチェーン)
    LEAF: Learning Evidence and Analytics Framework(学習エビデンス分析枠組み)
  2. デジタル教材の転送を可能にする

    BOLLは、教科書、講義スライド、評価問題などのデジタル教材の移行を容易にします。これにより、学生は転校や卒業後も以前の教材にアクセスし、復習することができます。

    Teachers can ask students to revise important prerequisite concepts using textbooks previously studied by the student
  3. 分散されるラーニングアナリティクス

    生徒の過去の学習データへのアクセスを提供することで、BOLLは学習者プロフィールを実現し、各生徒を支援する最善の方法を信任教師に指導することが可能になります。また分散化されたデータを使って、匿名化された様々なタイプのダッシュボードを構築することも可能です。

BOLLシステムを用いた学習モデル


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